H22夏・きーさんの「北海道・東日本パスの旅」
第1日目 8月1日(日)           仙台〜青森〜津軽海峡線
  今年も鈍行列車で夏の北海道を旅してきました。今回利用した乗車券は「北海道&東日本パス」です。この切符は、有効期間が連続した7日間、料金が10000円でJR北海道および東日本の普通列車および快速列車は乗り放題です。
  前回と変わったのは期間が5日から7日間に変わった事と函館〜札幌間の「急行 はまなす」が急行券を買って乗る事になり、指定席、寝台券を購入すれば、この切符で乗れるようになった事です。前回利用した時は「はまなす」の自由席のみ利用可だったため始発の駅で早くから並ぶ必 要があったのですが、指定席利用と言う事で事前に購入が可能になったため 座席取りの時間がいらなくなり楽になったと言う事など。
 
  今回はどうしてもカーペット車両に乗って寝て行きたいと思って、1ケ月前の指定席発売日の午前9時40分にあおば通り駅のみどりの窓口に並びました。駅員さんに「急行 はまなす」のカーペット車両に乗りたいと事前に説明して午前10時の発売開始を待つ。駅員さんは10時にきっちりと対応してくれたようでしたが、カーペットは売り切れ。やむをえません、ドリームの指定席をお願いしました。これはしっかり確保できました。
後は乗車日までに「北海道&東日本パス」を買えば北海道に行けます。帰りは、8月5日ですから7月5日に再びあおば通り駅のみどりの窓口に9時40分に並びました。込んでいるわけではありませんので並ぶと言うより時間待ちです。2、3人のお客様に順番を譲り10時になりました。今回は駅員さんが事前にアムスにデータを投入して発売開始時間を待ってくれましたので今回はカーペットが確保されるはずでしたが、やっぱりダメで帰りもドリーム車の指定席になりました。カーペット席の定員は28人です。誰かが買い占めてしまっているのかもと疑いたくなります。

  まあこれで、北海道から戻ってこれますので少し残念ですが良しとします。JRの指定席は「えきねっと 」で予約すると発売日の1週間前の日から受付られますので確実に確保できるのですが「はまなす」はみどりの窓口でしか買えません。ちょっと手間がかかりました。
    今回の旅の目的は、一つは鈍行列車に長く乗る事二つ、「急行 はまなす」に乗る事、これは青森新幹線開業後のダイヤ編成で廃止されるかも。三つ、ラベンダーが見たい四つには旭山動物園のオランウータンの空中散歩を見たい、と言う四つになります。

 今回、「北海道&東日本パス」の発売の発表がすごく遅かった。発売中止かと心配だったのですが、内容を見てさらに今回限りの大サービスかと思わせるようなビッグに変身、有効期間が七日間になりました。それでは、帯広まで行ってみようと一日分の行程を追加。

 8月1日(日)、八月の第一日曜日は田舎の共同墓地の草刈りが朝の5時から行われます。3時に起きて草刈りに行って9時までに戻って来てました。
 いざ出発です。
  準備万端整えて、忘れ物はありません。自宅前のバス停からJR長町駅に。12:56 空港アクセス線 仙台行きに乗車、いよいよ、北の大地北海道に出発です。いつもの事ですが、旅行と言うだけで場所も手段も無頓着で無邪気にはしゃぐ妻と一緒です。
仙台駅のNEWDAISで弁当をスイカで購入。これは便利です。駅での買い物はこれに限ります。
  13:41 一関行き発車。一関で盛岡行に乗換、待ち時間は5分、こんな時身軽な妻は階段を駆け上り、駆け降り目ざとく空き席を見つけて座席を確保します。私は重いザックを背負って後からのこのこと追いかけます。

  盛岡には16:56に着きました。これからいわて銀河鉄道に乗換です。いわて銀河鉄道のホームには一度改札を出なければなりません。八戸行きの電車は17:04ですから8分しかありませんここでは身軽な妻も役に立ちません。必死で乗換ました。
 
 いわて銀河鉄道は青森県に入って目時で青い森鉄道と接続されています。同じ電車がそのまま乗りいれて行くだけですので心配はありません。青春18切符ではこの線を利用することができませんが、北海道&東日本パスでは乗る事が出来るのです。
 18:59 八戸に到着。19:38東北本線青森行きの発車まで40分あります。 
   青森には9時過ぎに着くのでホームのコンビニしかありません。 八戸で夕食の弁当を確保しておかないと食べれなくなってしまいます。 新幹線乗り場につながる弁当売り場で八戸小唄寿司(左)と海の幸いっぱいの青森一押し弁当を買った。
  19:38 青森行きの電車は、夏休みだからなのか30分も前なのにすでに座席はいっぱい。どうにか二人分確保して座ったが、弁当を食べられる状態ではなかった。
    仙台から青森まで約7時間半、掛かり過ぎ耐えられないと思われるかも知れませんが、私にとっては、乗客の一挙手一投足に感心したり、腹ただしく思ったり、羨ましく思ったりするいろんな自分に出会う事が出来ます。難波花月で吉本の漫才を見ているのと同じ感覚かも知れません。
  仙台から乗車した小学校低学年の男の子は、お母さんにホームまで送られて、ここからは一人旅。しきりに時計を見ている。そのうち寝てしまったようだ。小牛田を過ぎても寝ている。人ごとながら、乗り越さなければ良いがなんて心配する。そんな事を思っているうちに目を覚まし、花泉で元気に降りて行った。ホームにはおばさんと思われる若い女性が迎えに来ていて手をつないで階段を登って行った。
余計な心配をしてしまった。
 鈍行列車で旅行をするとしょっちゅう乗換がある。その時、乗換の乗客は一斉に走り出す。時間は充分にあるのだがなぜか一人が走ると釣られるように走り出す心理も面白い。 

 車内放送が聞き取れないが「チビキ」と言っている。これは「千曳」ちゃんとした地名です。「オットモ」なんて言う地名もある。そんな時すぐに時刻表を出して確認する。こんな車内放送に出会うのも楽しいものです。そんな事をしているうちに、小湊と言う駅に着く。そこからは10人位の元気の良いおばあちゃんの団体が乗車。ここには何があるのだろうなんて興味が湧く。元気なお年寄りをはいいなー
 
 
  青森には21:10に着きました。「急行はまなす」の発車時刻は22:42です。時間は充分過ぎるほどあります。八戸で買ってきた駅弁をホームのベンチに座って食べました。酢で占めたサバと鮭の寿司は格別でした。鮭とホタテの一押し弁当も捨てたものではありません。でも寿司がおいしかったかな。 

 「急行はまなす」発車10分ぐらい前にしか入線してきません。22:24に4番ホームに入ってきました。ドリームカー6号車に乗車します。車両は昔の特急のグリーン席で使用したものですから乗り心地はそれなりに良いです。22:46 少し遅れて札幌行き発車です。
 
     
 この頁Topへ    次頁へ